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G’day, Australia!~ブリスベンからの自転車だより~ vol.3 ブライビー島トライアスロン大会観戦レポート!
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2017.04.30
こんにちは!オーストラリアのブリスベンに相棒のリブ・エメとともに留学中のAyakaです。今回は、ブリスベンを飛び出し、3月5日(日)に開催された、ブライビー島トライアスロン大会のレポートをお届けします!オーストラリアで初めてのレース観戦にドキドキ!
ブライビー島へは車で直接アクセスOK!
ブライビー島は、ブリスベンから車で120kmほど北上したところにあります。日本向けの観光ガイドブックにはほとんど載っていないのですが、実は、ブライビー島は本土と橋でつながっており、クイーンズランド州の中で唯一、車で渡れる島。高速道路を利用すればアクセスも非常に便利です。面積は148㎢ですから、日本でいうと小豆島(約153㎢)や奥尻島(約142㎢)くらいの規模感ですね。人口は約1万6000人ほどで、島のうち55.8㎢がブライビー・アイランド国立公園に指定され、カンガルー、ワラビー、エミューなどが生息する自然豊かな島です。
今回ブライビー島を訪れたのは、ブリスベンの在住の知人から、ブライビー島でトライアスロン大会が開催されると聞いたから。なんと、北京オリンピック代表・プロトライアスロン選手の山本良介選手が日本でのシーズンイン前にレースに出場すると聞いて、「これは応援しに行かない理由はない!」と友人にワガママを言い、車を走らせ観戦に向かったのでした!
7歳から70代まで!地元密着型トライアスロン大会
観戦していて驚いたのは、選手の年齢層の広さ!最年少部門は7歳~9歳の部で「アクティブキッズ」のカテゴリで、スイム100m-バイク3km-ラン500mに挑戦します。公式記録になるのは12歳からの部門で、最年長は70代部門まで(!)。「学校の授業の一環で出場している」という中学生の子たちや、地元のトライアスロンスクールの10代の子たちの姿も目立ちました。
日本の小中学生の間では、野球・サッカー・バスケットボールなどが一般的ですが、ここでは同じような感覚でトライアスロンが浸透しているようです。
五輪代表 山本良介選手を応援!
穏やかな内海のスイム、バイクは住宅街の公道を利用した往復20kmのフラット、ランは海沿いの公園のフラットなコース。沿道にも選手の家族や友人が応援に駆けつけていて、レースではあるもののアットホームな雰囲気です。バイクパートは、皆てっきりTTバイクと思いきや、TTバイク以外にも、ロードバイクにクロスバイクなどさまざまでした。相手と競うというよりも、皆思い思いに完走や自己ベストを目指しながら、自分のペースで各セクションをのびのび楽しんでいる印象です。山本選手はオープンの部に出場。スイム750m-バイク20km-ラン5kmのスプリントレースです!
「トライアスロンの原点とも言える大会」
山本選手は2位でゴール!スイム・バイクパートともにもちろんダントツで1位だったのですが、地元クイーンランド州立大学の選手に花を持たせてあげるべく、ランの最後のゴール数百m手前で首位を譲ったのです!なんというジェントルマン!! 余裕の表情で走る山本選手の後を、必死に追う大学生選手に、山本選手は少しペースをゆるめて、後ろを振り返り、「がんばって追い上げて!」と手招きして合図。その姿から、自身の挑戦も続けつつ、若手育成も視野に入れる姿勢を感じます。」
ゴール後の表彰式前のひと時に、山本選手と海沿いのカフェでお茶をご一緒させてもらえることに。そこで、この大会の印象を聞いていみると、次のようにお話ししてくれました!
「10年くらい前からゴールドコーストに合宿とかに来ていて、コーチがローカルレースに練習がてら出場しなさいと。基本的には一般の人たちの大会で、早朝に来て、日が昇ったくらいにスタートする。オープンクラスで参加したが、バイクコースに入れば一般の人たちと走るし、ランもそう。(レースとしての)『対人』というより、コースそのもの、一緒に走っている人と楽しむ。一般の人たちとも走れるし、とても新鮮な気持ちになれる、トライアスロンの原点を感じられる大会。午前中にレースが終わり、午後からまたそれぞれの過ごし方がある。そこがオーストラリアだったり、海外ならでは。住宅街の人たちも理解がある。
この大会からオージーのオリンピック選手も出ている。そういう意味でも原点でもあり、いい大会である。皆いろいろな形がある。ブリスベンは初めてなので、今後また来られるように頑張りたい。」
たしかに、日本の「トライアスロン大会」のハードルが高そうなイメージと違って、ここオーストラリアでは老若男女が体づくりに、自然を楽しみながら自分とのびやかに向き合って取り組んでいるイメージです。「この大会なら、スイムがちょっと苦手な私でも出てみたいなぁ!」と思わず、その雰囲気に混ざりたくなるような素敵な大会でした!
「トライアスロンの原点とも言える大会」
山本選手は2位でゴール!スイム・バイクパートともにもちろんダントツで1位だったのですが、地元クイーンランド州立大学の選手に花を持たせてあげるべく、ランの最後のゴール数百m手前で首位を譲ったのです!なんというジェントルマン!! 余裕の表情で走る山本選手の後を、必死に追う大学生選手に、山本選手は少しペースをゆるめて、後ろを振り返り、「がんばって追い上げて!」と手招きして合図。その姿から、自身の挑戦も続けつつ、若手育成も視野に入れる姿勢を感じます。」
ゴール後の表彰式前のひと時に、山本選手と海沿いのカフェでお茶をご一緒させてもらえることに。そこで、この大会の印象を聞いていみると、次のようにお話ししてくれました!
「10年くらい前からゴールドコーストに合宿とかに来ていて、コーチがローカルレースに練習がてら出場しなさいと。基本的には一般の人たちの大会で、早朝に来て、日が昇ったくらいにスタートする。オープンクラスで参加したが、バイクコースに入れば一般の人たちと走るし、ランもそう。(レースとしての)『対人』というより、コースそのもの、一緒に走っている人と楽しむ。一般の人たちとも走れるし、とても新鮮な気持ちになれる、トライアスロンの原点を感じられる大会。午前中にレースが終わり、午後からまたそれぞれの過ごし方がある。そこがオーストラリアだったり、海外ならでは。住宅街の人たちも理解がある。
この大会からオージーのオリンピック選手も出ている。そういう意味でも原点でもあり、いい大会である。皆いろいろな形がある。ブリスベンは初めてなので、今後また来られるように頑張りたい。」
たしかに、日本の「トライアスロン大会」のハードルが高そうなイメージと違って、ここオーストラリアでは老若男女が体づくりに、自然を楽しみながら自分とのびやかに向き合って取り組んでいるイメージです。「この大会なら、スイムがちょっと苦手な私でも出てみたいなぁ!」と思わず、その雰囲気に混ざりたくなるような素敵な大会でした!
太陽の下、フィッシュ&チップスに舌鼓
朝5時半出発だったので、観戦後はすっかり腹ペコに!太陽の下で3時間ほど観戦したら、塩気のあるものを食べたい気分になりました。ランチは地元で人気のフィッシュ&チップスのお店にしました。「チップス」というと日本ではポテトチップスのような薄くてパリパリのイメージですが、オーストラリアではイギリスと同様、いわゆるフライドポテトのこと。日本で言うとモスバーガーのフライドポテトに近いですね!
3月のオーストラリアはまだまだ海水浴シーズン
ランチ後は近くのビーチへ。3月のオーストラリアはまだまだ海水浴のシーズンで、週末ということもあり、家族連れでにぎわっていました!青空によく映える白い砂は、サンダルを脱いで熱いのを少しガマンして素足で歩くと、キュッキュッと音が鳴る「鳴き砂」。この日は水着を持って来なかったけれど、砂浜をお散歩して、白い貝殻を拾い集めるだけでもすっかりリゾート気分!そして、オーストラリアはライフセーバーの組織・制度が非常に整っていて、どのビーチに行っても必ず、ライフセーバーたちがしっかりと海の安全を守ってくれるので、パパママも安心して遊ばせることができます。ビーチによっては、地元の子供たちにライフセービング教室を開くところも!ビーチの近くには無料で使える公衆のシャワールームがあるのも、週末のビーチが家族連れでにぎわう理由かもしれませんね。
アウトレットモールとIKEAでショッピング
家族皆が大満喫できる週末!
山本選手も「午前中にレースが終わり、午後からまた皆それぞれの過ごし方がある。」とお話しされていたように、早朝にレースが始まる分、大会当日でも一日をたっぷり使うことができます。120km先の島で大会応援、地元のフィッシュ&チップスにビーチ散策…と、それだけでも十分満喫できるプランで、日本ではこれだけ楽しんだらもう夕方の感覚。それでもまだ午後3時というのは、さすが、超朝型のオーストラリア。その後、さらにショッピングも楽しめちゃいます。週末は早起きして大会に出て、ビーチで遊んで、ショッピングも!帰宅してワインを片手にのんびり談笑しながら夕食をとる…こんなにアクティブで健康的な日曜日があるでしょうか!?パパ・ママ・キッズも家族皆が楽しめるそんな欲張りな週末は、オーストラリアならではの贅沢かもしれません。
Ayaka
HP:http://gdaybabyccino-ayaka.com/
Instagram:aya_p_14