BIXXIS(Biciclette Italiane per il XXI Secolo→21世紀のイタリアンバイシクル)のフィロソフィは“現代において失われつつある本質的な価値と共に、これからの未来を歩んでゆく”というもの。かつてはビルダーとユーザーが顔を合わせ、コミュニケーションしながらスポーツ自転車を製作していくというのはごく当たり前の風景であったが、現在はそのような行程が置き去りにされ、ハンドメイドのスチールサイクルは今日では数少なく、ニッチな市場になった。
ビクシズジャパンはドリアーノ・デローザという名高い職人が丹精を込めて手作りするハンドメイドバイクをオーダーし、手に入れる魅力をユーザーにお届けすることを提唱している。オーダーの際にショールームから、または自宅や取扱ショップからSKYPEのビデオチャットでイタリアのBIXXISオッフィチーナ(工房)にいるドリアーノ・デローザやマルティーナ(ドリアーノの娘で、BIXXISは父娘2人で運営している小さな工房)とコミュニケーションするスタイルはこれまでもユーザーに大好評。
ユーザーの自己紹介から、ライドスタイル、バイクの好み等を伝え、ジオメトリサイズや、パーソナライズカラーなど、イタリア語通訳を通じて彼らと雑談を交わしながらディスカッションし、オーダーを進めていく。作り手が文字通りユーザーのことを知り、その思いを受け止めて心を込めて手作りするのはもちろん、ビクシズユーザーも一緒にモノづくりに加わって本当の意味で特別な一台を手に入れる喜びが味わえる。
また、関連アパレルやアクセサリー類を展示・販売するほか、ビクシズジャパン監修の高品質フレームコーティング「ヴェトラリオ」の施工も店内で行う(外注による作業)。