【全日本選手権】個人TT・U23で小林海が優勝！「一番強いのは僕だと思ってる」

全日本選手権・初日の天気は曇り。時折照りつけるような日差しが差し込み、暑さを呼んだ。

まず、宇都宮ブリッツェンの小野寺玲が先週行われたツール・ド・熊野の落車の影響が心配されていたにも関わらず、11番目の出走時点でトップタイムを叩き出す。次にその記録を塗り替えたのが、20番目に出走し、昨年エリートカテゴリーのTTで第７位だった弱虫ペダルサイクリングチームの岡篤志。

スペインのTeam KUOTA C.PAULINOで活動する小林海（マリノ）は最後から２番目の出走で、岡を６秒上回るタイムでゴールラインを切った。

 

CS：今の心境を教えてください。

小林海：初めて日本一のタイトルを取ったんですごく嬉しいですね。あとは明日のこと（ロード）だけですね。明日も勝ちたいです。たぶん（新城）幸也さん以来、ロードも TTも二冠している人いないと思うんですが、僕はそれがやりたいので。とりあえずちょっとホッとしてますね。

CS：ロードレースはチームメイトがいない中、どのように戦っていきますか？

小林：去年、無駄な動きをしてしまったので、今年は要所要所見極めてやるだけですね。一番強いのは僕だと思っているので。あとはもうやり方次第で、ちゃんとやれば勝てるはずだと思っています。

CS：マークすべき選手は？

小林：何人か強いなと思っている人はいるんですけど、僕はTTよりはロードの方が脚の自信はあるんですよ。あとは（岡）篤志（弱虫ペダルサイクリングチーム）とか、（徳田）優（鹿屋体育大学）とか、その辺が脚があると思います。その他も脚ある選手はいると思うんですけど、僕は全部は動かずに他の選手たちに任せて、落ち着いてレースしたいですね。


6月25日（土）U23のロードレースは、大島支庁を午前９時にスタートし、一周11.9kmの大島西海岸コースを10周する119kmで行われる。個人TTで優勝を飾った小林海の走りはもちろん、昨年２位に入った黒枝咲哉を擁する鹿屋体育大学やその他の選手たちの動きも見逃せない。


全日本選手権・個人TT【U23】結果
1位 小林 海（Team KUOTA C.PAULINO） 14分21秒52
2位 岡 篤志（弱虫ペダルサイクリングチーム） ＋6秒
3位 小野寺 玲（宇都宮ブリッツェン） +10秒
4位 池邉聖 (慶應義塾大学) +25秒
5位 眞砂英作 (明治大学) +26秒
6位 岡本隼 (日本大学) +27秒
8位 小山貴大 (シマノレーシングチーム) +31秒
9位 樋口峻明 (京都産業大学) +33秒
10位 徳田優 (鹿屋体育大学) +33秒
http://nationalchampionships-road.com


■【サイスポ連載】小林海（マリノ）の体当たりスペインロードレース参戦記 http://www.cyclesports.jp/depot/series/1828