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【全日本選手権】女子は與那嶺恵理がダブルタイトル獲得!
2016.06.26
ロードレースでも強さを見せる!
6月25日(土)13時、女子エリートカテゴリーのロードレースに出走する36人がスタートラインに並んだ。U23のレースをより厳しいものにした激しい雨は上がったが、強風は変わらず吹き続けていた。女子エリートは予定通り、11.9kmの周回コースを9周の総距離107.1kmで争われた。
序盤は、萩原麻由子(Wiggle High 5)、與那嶺恵理(Hagens Berman upermint Pro Cycling Team)、金子広美(イナーメ信濃山形)など有力選手が前方に位置しながら集団で周回をこなしていく。集団後方に位置する選手たちがバラバラと遅れ始めると、周回数を重ねるごとにタイムアウトの選手が続々と出始めていった。
序盤は、萩原麻由子(Wiggle High 5)、與那嶺恵理(Hagens Berman upermint Pro Cycling Team)、金子広美(イナーメ信濃山形)など有力選手が前方に位置しながら集団で周回をこなしていく。集団後方に位置する選手たちがバラバラと遅れ始めると、周回数を重ねるごとにタイムアウトの選手が続々と出始めていった。
5周目に入ると、萩原、與那嶺、梶原悠未(筑波大学)、坂口聖香(パナソニックレディース)、樫木祥子(ニールプライド南信スバル)、牧瀬翼(ASAHI MUUR ZERO)、合田祐美子(BH ASTIFO)の7人まで先頭集団が絞られる。
その後、しばらく7人での先頭交代が続いたが、8周目の上りで、先頭集団は萩原、與那嶺、梶原、牧瀬の4人までさらに絞り込まれた。
最終周回では上りで萩原がアタックし、それに與那嶺がついていく。その2人についていけない梶原と牧瀬は、下りや平坦で踏み、協力して追いつこうとしたが、先頭の二人におよそ30秒差をつけられてしまう。
一方、先頭では、ラスト800mのところで與那嶺が仕掛ける。萩原が懸命に追いかけるが、2秒、3秒とじわじわ差が広がっていき、與那嶺が先にゴールラインを切った。
全36選手中、タイムアウトにならずゴールできたのはたった7人とレースの厳しさを物語っていた。
アンダーカテゴリーから今年初めてエリートカテゴリーを走った梶原は、「今日は本当にキツいレースで、最初から終始キツかったんで、もうついていくのに精一杯で、表彰台に乗ったことはすごく嬉しいんですけど、もっともっとここから展開できるような選手になれるように、課題がたくさん見つかったレースになりました。」と振り返る。
優勝した與那嶺は、「泣きそうになるくらい嬉しいです。今年のシーズンから海外のチームに入れて、やっぱりナショナルチャンピオンジャージの重さを感じました。あとは今年の全日本選手権はオリンピック(の選考)に関わっていたので、絶対に落とせないと自分で思っていました。オリンピックは選考基準通りに行けると思うので、本当に嬉しいです。皆さんに感謝ですね。」と笑顔を浮かべた。
火曜日から始まるジロ・ローザの出場が決まっているという與那嶺は、ナショナルジャージを着ての参戦となり、今後は世界での活躍にも期待がかかる。
ロードレース 女子エリートカテゴリー結果
1位 與那嶺 恵理(Hagens Berman upermint Pro Cycling Team) 3時間33分1秒
2位 萩原 麻由子(Wiggle High 5) +5秒
3位 梶原 悠未(筑波大学)+55秒
http://nationalchampionships-road.com