トピックス
チェント10NDR ウィリエール・トリエスティーナが放つSUV
2017.07.23
エアロに快適性をプラス。111年目のニューモデル
発表されたバイク「チェント10NDR」は、昨年発表されたエアロロードを踏襲し、より積極的に振動吸収性能をアップさせたモデルだ。最大の特徴は、シートステーとシートチューブの接合部に設けられた「アクティフレックス」という振動減衰機構。一見するとシートステーの上部にエラストマーがはさまっているだけのように見えるが、その内部にリンクを内包し、シートチューブとシートステーはリンクを介してつながっている。なので、エラストマーによりダイレクトに振動が伝わり効果を上げる構造だ。
他社のロードバイクでもリヤセクションの振動吸収性能を上げるために独自の機構を盛り込んでいるバイクがいくつかあるが、プレゼンテーションではこのアクティフレックスが、他社よりも優れている点として①サドル高の変化がないこと、②振動吸収機構による横剛性の低下がないことの2つが挙げられた。
①については、シートチューブをしならせて振動を減衰する機構との比較。その場合だとサドルがやや後方に動くことになり、サドル高が変わってしまい、違和感を感じるライダーもいる。アクティフレックスはシートステーの付け根で振動を減衰するのでシートチューブは動かない。
②は、ピナレロ・ドグマK 8のように小型のサスペンションを設けた場合、サスペンションとフレームのリンク部はボルトで固定され、その小さな面だけでフレームと接することになる。それと比較してアクティフレックスはエラストマー全体でフレームと接しているので、より高い横剛性を確保できるとしている。また、フレームのフォルムの一部のように見えるスマートなルックスを実現。
エラストマーの開発に当たり、異なる体重、脚力のライダーでテストをし、最適な硬さ3種類が用意された。フレームサイズによってデフォルトの硬さが違う。耐用年数は2年。専用工具なしで交換可。
ブレーキは写真のディスクブレーキと、ダイレクトマウントブレーキのコンパチである。ロードディスクブレーキ時代への過渡期であることを鑑みて、どちらにも対応できるようにしているそうだ。国内販売モデルはダイレクトマウントブレーキが標準装備となる。
チェント 10 の空力性能を生かしつつ、快適性を上げる工夫が各部に
チェント10 NDR スペック
シマノ・デュラエース完成車価格/90万円(税抜)
※ホイール:WH-R9100 C40-CL
シマノ・R8000アルテグラ完成車価格/58万5000円(税抜)
※ホイール:WH-RS11
フレームセット価格/50万円(税抜)
※ステンマ&バッラ付き
フレーム重量:1190g(ペイント済み、Mサイズ)
フォーク重量:390g
ステンマ(ステム)価格/4万5000円(税抜)
バッラ(ハンドル)価格/3万円(税抜)
ディスクブレーキ化キット価格/1万5000円(税抜)
※前後スルーアクスル+スルーアクスル対応エンド
※国内販売モデルはダイレクトマウントブレーキが標準装備
※ホイール:WH-R9100 C40-CL
シマノ・R8000アルテグラ完成車価格/58万5000円(税抜)
※ホイール:WH-RS11
フレームセット価格/50万円(税抜)
※ステンマ&バッラ付き
フレーム重量:1190g(ペイント済み、Mサイズ)
フォーク重量:390g
ステンマ(ステム)価格/4万5000円(税抜)
バッラ(ハンドル)価格/3万円(税抜)
ディスクブレーキ化キット価格/1万5000円(税抜)
※前後スルーアクスル+スルーアクスル対応エンド
※国内販売モデルはダイレクトマウントブレーキが標準装備