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パリ~ニース第5ステージはルツェンコが独走で逃げ切り優勝!

レース
 
フランスで開催中の第74回パリ~ニース(UCIワールドツアー)は、3月11日にサンポール・トロワ・シャトーからサロン・ド・プロバンスまでの198kmで第5ステージを競い、2012年アンダー23ロード世界チャンピオンのアレクセイ・ルツェンコ(アスタナ)が独走で逃げ切って区間優勝した。

メイン集団は21秒後にアレクサンダー・クリストフ(カチューシャ)を先頭にゴール。マイヨ・ジョーヌを着たマイケル・マシューズ(オリカ・グリーンエッジ)は区間3位に入り、ルツェンコに6秒差で総合首位の座を守った。



ルツェンコはゴールまで残り28.5km地点が山頂だった、この日最後のセーズ峠(カテゴリー2)で集団からアタックし、先頭を逃げていたカナダのアントワンヌ・ドゥシェヌ(ディレクトエネルジー)に残り17kmで合流した。しかし、スタート直後から逃げ続けていたドゥシェヌは力尽き、ルツェンコは集団に40秒差を付けてゴールまで15kmの一人旅を続けた。

集団はカチューシャが引き続けたが、結局ルツェンコを捕らえることはできなかった。彼は昨年のツール・ド・スイスでも逃げ切って区間優勝していて、これがUCIワールドツアーで2度目の勝利だった。奇しくも翌日の3月12日は、13年前のパリ〜ニースの落車事故で命を落としたアンドレイ・キビレフの命日であり、23歳のルツェンコの成功は、カザフスタンにとっても感慨深いものになった。
 

今年のパリ〜ニースも残り2ステージ。12日はニースをスタートし、カテゴリー2の峠を5ヶ所と、カテゴリー1の峠を1ヶ所越えた後、カテゴリー1のラ・マドンヌ・デュテル山頂にゴールする、最難関の第6ステージが行われる。最終日も山岳ステージだが頂上ゴールではないため、総合争いは第6ステージで決着する可能性が高い。
 
■第5ステージ結果[3月11日/サンポール・トロワ・シャトー~サロン・ド・プロバンス/198km]

1 アレクセイ・ルツェンコ(アスタナ/カザフスタン)5時間00分26秒
2 アレクサンダー・クリストフ(カチューシャ/ノルウェー)+21秒
3 マイケル・マシューズ(オリカ・グリーンエッジ/オーストラリア)+21秒
4 ダビデ・チモライ(ランプレ・メリダ/イタリア)+21秒
5 セプ・バンマルク(チームロトNL・ユンボ/ベルギー)+21秒
6 ピーテル・セリー(エティックス・クイックステップ/ベルギー)+21秒
7 ビセンテ・レイネス(IAM/スペイン)+21秒
8 レオナルド・ドゥケ(デルコ・マルセイユプロバンス・KTM/コロンビア)+21秒
9 オリバー・ナーセン(IAM/ベルギー)+21秒
10 アルノー・ジャネソン(コフィディス/フランス)+21秒
154 別府史之(トレック・セガフレード/日本)+29分40秒
■第5ステージまでの総合成績
1 マイケル・マシューズ(オリカ・グリーンエッジ/オーストラリア)19時間24分58秒
2 アレクセイ・ルツェンコ(アスタナ/カザフスタン)+6秒
3 トム・ドゥムラン(チームジャイアント・アルペシン/オランダ)+18秒
4 パトリック・ベビン(キャノンデール/ニュージーランド)+23秒
5 ヨン・イサギレ(モビスター/スペイン)+23秒
6 ゲラント・トーマス(チームスカイ/英国)+23秒
7 リューウェ・ウエストラ(アスタナ/オランダ)+28秒
8 ドリス・デベナインス(IAM/ベルギー)+29秒
9 ラファウ・マイカ(ティンコフ/ポーランド)+31秒
10 リッチー・ポート(BMC/オーストラリア)+31秒
17 アルベルト・コンタドール(ティンコフ/スペイン)+37秒
153 別府史之(トレック・セガフレード/日本)+34分20秒
[各賞]
■ポイント賞:マイケル・マシューズ(オリカ・グリーンエッジ/オーストラリア)
※第6ステージは総合2位のナセル・ブアニ(コフィディス/フランス)が着用
■山岳賞:ヘスス・エラダ(モビスター/スペイン)
■チーム成績:アスタナプロチーム(カザフスタン)
(http://www.letour.fr/paris-nice/2016/us/)
 
 

Summary - Stage 5 (Saint-Paul-Trois-Châteaux... 投稿者 tourdefrance