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UCIワールドツアーのパリ〜ニースで英国のトーマスが総合優勝

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フランスで開催されていた第74回パリ~ニース(UCIワールドツアー)は、3月13日にニースをスタートしてニースにゴールする141kmの最終ステージを競い、英国のゲラント・トーマス(チームスカイ)が総合初優勝した。

トーマスは昨年の大会で、当時はチームメートだったリッチー・ポート(BMC)の総合優勝をアシストしながら総合5位になっていた。彼は昨年のE3・ハールビークで優勝しているが、UCIワールドツアーのステージレースで総合優勝するのはこれが初めてだった。


最終ステージは総合逆転を狙うスペインのアルベルト・コンタドール(ティンコフ)とオーストラリアのポートが最後のエズ峠でアタックし、ベルギーのティム・ワロンス(ロット・ソウダル)と一緒に先行したが、マイヨ・ジョーヌを着たトーマスは下りでタイム差をつめ、5秒遅れでゴールして総合首位の座を守った。

区間はコンタドール、ポートとゴールスプリントを競ったワロンスが優勝した。彼はまだ24歳だが、UCIワールドツアーはエネコ・ツアーで2度総合優勝(2014年、2015年)していて、昨年はカナダのグランプリ・ド・モントリオールでも優勝しているベルギー期待の若手選手だ。
 
 
■第7ステージ結果[3月13日/ニース~ニース/141km]

1 ティム・ワロンス(ロット・ソウダル/ベルギー)3時間16分09秒
2 アルベルト・コンタドール(ティンコフ/スペイン)
3 リッチー・ポート(BMC/オーストラリア)
4 トニ・ガロパン(ロット・ソウダル/フランス)+5秒
5 サイモン・イエーツ(オリカ・グリーンエッジ/英国)+5秒
6 アルノー・ジャネソン(コフィディス/フランス)+5秒
7 ルイ・コスタ(ランプレ・メリダ/ポルトガル)+5秒
8 ヘスス・エラダ(モビスター/スペイン)+5秒
9 ロマン・バルデ(AG2R・ラモンディアル/フランス)+5秒
10 ヨン・イサギレ(モビスター/スペイン)+5秒
11 ゲラント・トーマス(チームスカイ/英国)+5秒
12 イルヌール・ザカリン(カチューシャ/ロシア)+5秒
22 トム・ドゥムラン(チームジャイアント・アルペシン/オランダ)+1分26秒
97 別府史之(トレック・セガフレード/日本)+16分41秒
[第74回パリ~ニース 個人総合最終成績]
1 ゲラント・トーマス(チームスカイ/英国)27時間26分40秒
2 アルベルト・コンタドール(ティンコフ/スペイン)+4秒
3 リッチー・ポート(BMC/オーストラリア)+12秒
4 イルヌール・ザカリン(カチューシャ/ロシア)+20秒
5 ヨン・イサギレ(モビスター/スペイン)+37秒
6 セルヒオ・エナオ(チームスカイ/コロンビア)+44秒
7 サイモン・イエーツ(オリカ・グリーンエッジ/英国)+44秒
8 トニ・ガロパン(ロット・ソウダル/フランス)+51秒
9 ロマン・バルデ(AG2R・ラモンディアル/フランス)+1分00秒
10 ルイ・コスタ(ランプレ・メリダ/ポルトガル)+1分07秒
12 トム・ドゥムラン(チームジャイアント・アルペシン/オランダ)+1分53秒
120 別府史之(トレック・セガフレード/日本)+1時間16分14秒
[各賞]
■ポイント賞:マイケル・マシューズ(オリカ・グリーンエッジ/オーストラリア)
■山岳賞:アントワンヌ・ドゥシェヌ(ディレクトエネルジー/カナダ)
■チーム成績:モビスターチーム(スペイン)

[各ステージの優勝者]
■プロローグ:マイケル・マシューズ(オリカ・グリーンエッジ/オーストラリア)
■第1ステージ:アルノー・デマール(FDJ/フランス)
■第2ステージ:マイケル・マシューズ(オリカ・グリーンエッジ/オーストラリア)
■第3ステージ:降雪のため途中キャンセル
■第4ステージ:ナセル・ブアニ(コフィディス/フランス)
■第5ステージ:アレクセイ・ルツェンコ(アスタナ/カザフスタン)
■第6ステージ:イルヌール・ザカリン(カチューシャ/ロシア)
■第7ステージ:ティム・ワロンス(ロット・ソウダル/ベルギー)
(http://www.letour.fr/paris-nice/2016/us/)
 
 

Summary - Stage 7 (Nice / Nice) – Paris Nice 2016 投稿者 tourdefrance