ニュース

2018全日本選手権ロード・U23男子は石上優大が優勝!

レース

U23男子は123人が出走。見た目よりも厳しいコースレイアウトのおかげで「完走はかなり少ないのではないか」という噂通り、14.2kmの周回コースを11周する156kmのレースは完走15人という厳しいものとなった。

レースは1周目、後手を踏むまいとする日大や鹿屋体大の選手を中心にアタックが繰り返され、小集団ができては吸収されたが、混走しているU17+15のレースで落車があった影響でいったんニュートラル(レース休止)の措置がとられ、リズムが崩れる。

リスタート後の2周目、花田聖誠(チームユーラシア・IRCタイヤ)や成海大地(鹿屋体育大学)らを含む8人の逃げが形成され、この先頭集団が時折分裂したり合流したりしながら1分台の差を持ってレースを進めた。

4周目には蠣崎優仁(エカーズ)がメイン集団から単独でアタック。「集団のペースが一定せず走りにくいので独走を選んだ」という蠣崎をめがけて、元チームメイトの渡邉歩(GSブラニャック)らが合流、さらに前方の逃げ集団へとブリッジした。

こうして7周目、メンバーが入れ替わった逃げ集団は9人。メインとの差が30秒ほどに縮まったあたりでさらに後続から選手がジョインし、12人の強力な逃げとなった。

9周目の補給地点、先頭で石上優大(AICエクサンプロバンス)がペースを上げると、付いていったのはこちらも元チームメイトの松田祥位(エカーズ)のみ。追いすがる後続を25秒ほどの差を保って逃げ続け、最終周回に入って「最後の上りだけは全開で行きました」という石上が松田を置いてきぼりにして独走。後続とのタイム差をさらに開いてフィニッシュラインに帰ってきた。

【text&photo:Hitoshi OMAE】

 


第87回全日本自転車競技選手権大会 ロード・レース
開催地:島根県益田市・北仙道地区振興センター
開催日:2018年6月23日(土)

男子U23 結果(コース156km / 14.2km×11Laps)
第1位 石上優大(AVC AIX EN PROVENCE) 4時間10分6秒
第2位 松田祥位(エカーズ) +56秒
第3位 大前翔(慶應義塾大学) +3分27秒
第4位 草場啓吾(日本大学) +3分27秒
第5位 大町健斗(チームユーラシア・IRCタイヤ) +3分27秒
(123人出走中、15人完走)

日本自転車競技連盟
 

男子ジュニアは日野泰静が優勝


男子ジュニア 結果(85km / 14.2km×6Laps)
第1位 日野泰静(松山城南高校) 2時間11分30秒
第2位 福田圭晃(横浜高校) +0秒
第3位 兒島直樹(祐誠高校) +0秒
第4位 古谷田貴人(南大隈高校) +0秒
第5位 道見優太(南大隈高校) +0秒
(147人出走中、61人完走)

 

女子ジュニア+U17は石上夢乃が優勝


女子ジュニア+U17 結果(43km / 14.2km×3Laps)
第1位 石上夢乃(横浜創学館高校) 1時間17分2秒
第2位 中冨尚子(京都産業大学) +0秒
第3位 平尾愛菜(岐阜第一高校) +1秒
第4位 渡部春雅(駒澤大学高校) +1秒(※U17チャンピオン)
第5位 成美綾香(南大隈高校) +1秒
(21人出走中、12人完走)

女子U17 結果
第1位 渡部春雅(駒澤大学高校) 1時間17分3秒
第2位 内野艶和(祐誠高校) +1分28秒
第3位 石田唯(北桑田高校) +3分14秒
(女子ジュニアと混走、6人出走中、3人完走)

 

男子U17+U15は津田悠義が優勝


男子U17+U15 結果(43km / 14.2km×3Laps) 
第1位 津田悠義(三好高校) 1時間6分51秒
第2位 石塚慶一郎(和歌山県自転車競技連盟) +1分9秒
第3位 小池陽斗(北桑田高校) +1分9秒
第4位 岩田聖矢(榛生昇陽高校) +1分9秒
第5位 寺田吉騎(Vivace・掛川磐田北) +1分9秒
(78人出走中、52人完走)

男子U15 結果
第1位 梅澤幹太(エキップユーレーシング)  1時間8分
第2位 鎌田晃輝(VCフクオカ) +0秒
第3位 小泉響貴(さいたま市立八王子中学校) +3分44秒
第4位 篠山瑠樹 +3分44秒
第5位 阿部源(愛媛県自転車競技連盟ジュニアクラブ) +3分44秒
(U17と混走、14人出走中、9人完走)

日本自転車競技連盟